同一名称牛乳キャップ

 

大きく分けて3つのパターンがあります。

@    銘柄名・会社名とも同じ

A    会社名は同じだが銘柄名は異なる

B    会社名は違うが銘柄名は同じ

ただしBの場合のうち、大手乳業の同一製品、また農協牛乳、酪農牛乳についてはここでは除外しました。

 


まずは@の例から。なお完全に同じ会社名・同じ銘柄名という例は今のところは存在しないことを申し上げます。

まずは桑原牛乳。2社あります。

どちらも新潟所在の乳業です。


桑原牛乳店(新潟)

桑原牛乳

桑原 藤一(新潟)

桑原牛乳

新潟市所在。しかし敷地の隣は巻町です。巻町在住の桑原牛乳とは4キロも離れていません。

こちらが本家との事。巻町所在でしたが市町村合併により現在は新潟市となりました。


塚田牛乳(新潟)

塚田牛乳

塚田乳業(新潟)

塚田牛乳

こちらは特に新潟市で猛威を振るっている地牛乳です。

なんとか種類別牛乳を入手。こちらは新潟県南部が主力です。


そして「水口」と名の付く会社。

 

水口乳業(富山)

水口3.6牛乳

水口ミルクプラント

(富山)水口牛乳

黄色と赤の対照はなかなか強烈です。

地理的にはかなり近いです。マークもなんとなくですが似ているように思われます。

 

「昭和」と名の付く会社。なお会社名にないのに「昭和牛乳」を製造している会社があります。

 

昭和乳業(新潟)

昭和牛乳

鈴豊乳業(愛知)

昭和牛乳

昭和牛乳(愛知)

昭和牛乳

昭和牛乳処理場(兵庫)

尼崎牛乳

由来は会社名。温度が120℃で「消費期限」。

名称由来は所在地「昭和区」。学校給食専用。現在は中央製乳委託。

由来は会社名。

昭和牛乳は名乗りません。

この他茨城県に「昭和牛乳」がありますが、現在は休止中の模様。

いずれの銘柄も流通は限定的で問題は無いようです。

 

「原田」と名の付く会社。新潟県が所在地です。

 

原田繁(新潟)

原田牛乳

原田乳業(新潟)

原田ホモジナイズ牛乳

堂々の漢字タイプです。ロゴが日本的。

※現在製造中止。

こちらはカタカナ。ロゴも今風です。

※現在プラ栓タイプ。

2社の所在地は隣同士(当時・現在は合併でどちらも燕市所在)。

ホモゲナイズドをあえて名称に入れて区別をつけていた模様。


「後藤」と名の付く会社から。3社とも山形県の会社です。

 

後藤ホモゲナイズド牛乳

後藤 正

やまべ牛乳

後藤牧場

ゴトウ牛乳

後藤乳業

こちらは漢字が出ている一般的なものです。

*現在製造中止。

後藤の名称はキャップ上商品名としては使用されておりません。

こちらは名前が出ていますがカタカナです。

*現在はキャップは紫色となっています。


「古谷」と名の付く会社。関東地方。

 

古谷牛乳処理場(栃木)

古谷牛乳

古谷乳業(千葉)

フルヤ牛乳

漢字表記

*現在製造中止。

カタカナ表記

※現在プラ栓タイプ

発音での区別はつかないでしょうが、場所が千葉と栃木で離れているので大丈夫でしょう。


 



次は「いとう」と名の付く会社。

 

伊藤牛乳(山形)

伊藤ホモゲナイズド牛乳

伊藤牧場(群馬)

伊藤牛乳

伊藤均質牛乳(新潟)

伊藤博英

伊東牛乳(千葉)

伊東牛乳

現在田村牛乳委託が続いているかは不明。

前橋所在の乳業。

佐渡島の牛乳。

*現在製造中止。

 

これらの銘柄は広く流通という形態ではないので問題は無いようです。


「木村」と名の付く会社。

 

木村乳業(宮城

きむら3.6牛乳

木村ミルクプラント

(福島)木村パスチャライズ牛乳

木村牧場(和歌山)

木村牛乳

ひらがな表記。

低温殺菌牛乳。

漢字の基本タイプ。

 

木村ミルクプラント製品以外県外での流通はないので大丈夫な模様。


「いしかわ」と名の付く会社。

 

石河静馬(三重)

石河ホモゲナイズ牛乳

石川牛乳(沖縄)

石川牛乳

カタカナ表記。人名由来。

漢字表記。地名由来。

 

漢字が異なるのと場所が離れているので問題はないでしょう。


 「山田」と名の付く会社。

 

山田乳業(宮城

クリームライン低温殺菌牛乳

山田たねよ(宮城

山田牛乳

山田牧場(滋賀)

低温殺菌牛乳

戸田文夫(福井)

山田牛乳

他にも牛乳はありますが、山田の名称の入った製品はない模様です。

同じ宮城県内に存在します乳業。牧場直売の牛乳です。

正当な感のある名称ですが、こちらも製品に山田の名称は使っていない模様です。

山田牧場から。現在は製造休止。


次は「津田」と名の付く会社。


津田牧場(滋賀)

津田牧場

津田牧乳(兵庫)

津田牛乳

会社名をそのまま商品名にしたようです。

こちらは正当に津田牛乳と名乗っています。


 

そして「大木」と名の付く会社。


大木 乱(千葉

大木牛乳

大木乳業(静岡)

大木牛乳

堂々のネーミングです。ローマ字ながら右とはロゴが微妙に違うのも注目。

こちらも負けじと堂々のネーミング。商品名だけなら全く一緒です。


同一名称牛乳キャップその7

 

新潟県は地牛乳の宝庫ということか、同一名称が3例存在します。1つは以前紹介した「原田」、そして残る2つは「塚田」「桑原」です。早速見ていきましょう。



同音同会社その8

 

さらに追究を進めて参りましょう。現物入手が遅れておりましたが、「植村」「水口」です。早速見ていきましょう。

 

 


 

 

植村牛乳(奈良)

黒瀬礼子

植村農園(三重)

植村農園

奈良県に残るビン製品製造唯一の乳業となってしまいました。

地理的には隣通しの県ですが、つながりについては不明です。


 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

棚橋牛乳(岐阜)

棚橋善衛

棚橋牛乳(岐阜)

棚橋龍雄

こちらは牛乳1種のみの製造です。地理的にもさほどは離れていないようです。

こちらでは牛乳の他に、加工乳、コーヒーの合計3種を製造されています。


 

そして「井上」と名の付く会社。残念ながら現在は両社とも製造は中止されています。

 


 

井上牛乳店(茨城)

井上牛乳

井上乳業(京都)

井上牛乳

現在のところは下の1種のみ確認しています。

かつては銘柄も多種にわたったようですが、晩年は日本酪農和泉工場で牛乳のみの製造だった模様です。


 

さらに判明次第掲載いたします。

*宮城・古川乳業と京都・古川牧場、大阪・高田乳業と高知・高田乳業

について掲載予定です。

 

 


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