紙キャップの表示について

現在紙キャップにて表示されている内容およびその表示方法について、

昭和26年12月27日厚生省令第52号「乳及び乳製品の成分規格などに関する省令」により

細かく規定されております。

この法律の変遷からどのように表記が変わっていったのかを簡単に見ていこうと思います。


 

1951年(昭和26年)12月27日   「乳及び乳製品の成分規格などに関する省令」公布

1968年(昭和43年)         全国飲用牛乳公正取引協議会設立 公正マーク使用開始

1969年(昭和44年) 4月 1日   牛乳、加工乳の種別表示開始

             6月30日   乳飲料その他についての種別表示開始

1970年(昭和45年) 4月      学校向け牛乳200ML配給開始(それまでは一合ビン・180MLのみの供給でした。)

1974年(昭和49年) 1月      正月の他、日曜は基本的に休業に(これにより、原則的に賀正キャップが消滅したところが多かった模様です)。

1984年(昭和59年)         表示項目が「無脂乳固形分、乳脂肪分、殺菌温度、殺菌時間」の表記に(製造日キャップでこのようになっているものは比較的新しい方です)。

1997年(平成9年) 4月 1日    品質保持期限表示の導入(全ての牛乳キャップについて表記違いが出てきた、ある意味では画期的な事柄です)。

1997年(平成9年) 4月 1日    品質保持期限表示の導入(全ての牛乳キャップについて表記違いが出てきた、ある意味では画期的な事柄です)。

2002年(平成14年)    7月22日        生乳表示が施行されました。これまでの表記に加えて、種類別牛乳で「生乳100%」表示、

種類別加工乳と乳飲料については生乳の使用割合に応じ「生乳50%以上」「生乳50%未満」表示が義務付けられました。

また一部成分についても従来なら省略可であったものが詳細な表記を求められるようになっています。

2005年(平成16年)4月 1日   賞味期限表示への一本化・品質保持期限表示は全て賞味期限表示へ、ただし消費期限表示はそのまま。

 

これらの変遷の事実から、入手時機が不明の牛乳キャップでも、大体の予測を立てることが可能となっております。

この予想を立てていくのも牛乳キャップ収集の醍醐味の1つと思われます。


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